理事長?学長室から2025

No.39365bet体育投注_亚博足彩app-官网|直播7年6月11日発行

はじめに

 皆さんは、本学の開学記念日を知っていますか? 6月25日です。本学の開学は、1950年(昭和25年)4月1日ですが、6月25日に開学記念式が行われたことから、この日が開学記念日と制定されています。したがって、今月、本学は開学75周年を迎えることになります。開学より遡ること5年、1945年に本学の前身である北海道立女子医学専門学校が設立されました。その年は第二次世界大戦終結の年でもあります。戦後の混乱期において、医師を育て本道の医療を担った北海道立女子医専は、まさに本学発展の礎であるといえます。そこで、今年を本学の創基80周年(開学75周年)と定め、様々な記念行事を行います。80年の歴史と伝統を再認識するとともに、未来に向けた更なる飛躍へのマイルストーンとしたいと思います。
 「理事長?学長室から2025」No.39をお届けします。  

1.「祭輪」をテーマに365bet体育投注_亚博足彩app-官网|直播大学祭が開催されました

 6月5日~8日までの4日間、「祭輪」をテーマに365bet体育投注_亚博足彩app-官网|直播大学祭が開催されました。5年ぶりに開催された昨年の大学祭に続き、今年も医学展、模擬店、各種イベントなど、多彩な企画が展開されました。医学展では、医師の力も借りて学生さん達が医療技術のデモンストレーションに真摯に取り組んでいる姿に感心しました。各部活の個性があふれた模擬店では、学生さんの元気と明るさをアピールしていただきました。味の方もまずまずでした??(写真1-5)。
 実行委員会の皆さんの周到な準備のもと、スムーズかつスマートな運営により、札幌医大生らしい良い大学祭になったと思います。この調子で、札幌医大全体をさらに盛り上げていってくれることを期待しています。 

2.臨床修練医ジェイソン先生が研修を終え、パラオ共和国に帰国されました

 本年3月より臨床修練医として、本学附属病院で研修を行っていたパラオ共和国ベラウ国立病院の医師アルラン?ジェイソン?カレイ先生が、3か月間の研修期間を終え帰国されました。
 ジェイソン先生は、総合診療医学講座の辻教授、放射線医学講座の山准教授らの指導のもと、CT、MRI、核医学など放射線診断に関する研修を行ってきました。また、高度救命救急センターやIVRにおいても修練を行っています。これらの成果は、5月27日、第2回日本核医学会北海道支部会において、ジェイソン先生自ら発表しています。山准教授には、生活面や観光などもケアしていただき、ジェイソン先生は楽しく充実した3か月間を過ごすことができたと感謝していました。
 5月28日には、学長室に帰国報告に来られ、その夜には、総合診療医学講座や放射線医学講座のメンバーで送別会を開催しました(写真6、7)。ジェイソン先生には、本学での研修成果を生かし、パラオ共和国でますますご活躍されることを祈念しています。
 7月15日には、パラオ共和国?365bet体育投注_亚博足彩app-官网|直播医療連携シンポジウム「小さな島と大きな大地が抱える医療課題 -共通点から考える持続可能な医療-」を札幌プリンスホテルにて開催する予定です。ジェイソン先生には、このシンポジウム参加のため、再来日していただけることになっております。 

おわりに

 6月28日、札幌パークホテルにおいて創基80周年記念式典?講演会?祝賀会を開催します。講演会はオンライン配信を行います。記念講演としては、筑波大学教授の山口 香先生に、「トップスポーツを支える医科学の現状と課題 —365bet体育投注_亚博足彩app-官网|直播スポーツ医学講座開設に寄せてー」とのテーマでお話いただきます。山口先生は、ソウルオリンピックの女子柔道銅メダリストで、これまで日本オリンピック委員会(JOC)や日本サッカー協会の理事を務められるなどわが国のスポーツ界のトップリーダーのお一人です。
 また、記念シンポジウムとして、「世界に羽ばたく札医のつばさ」をテーマに、世界で活躍中の本学卒業生の先生方にご登壇いただきます。長尾正人先生(医学部1982年卒)は整形外科医で現在米国UCSF教授、岩城裕一先生(医学部1975年卒)は心臓血管外科医で現在米国USC教授、久末智実先生(衛生短期大学部1995年卒)は看護師で現在フィンランド、タンペレ大学365bet体育投注_亚博足彩app-官网|直播にて研究を行っています。
 本学卒業後に活動の舞台を世界に移し、これまで多くの実績をあげてこられた先生方のお話を聴くことの出来る絶好のチャンスです。視聴のためのQRコードは下記の通りです。多くの皆様のご参加をお願いいたします。